ほうれい線は単なる老化現象というより、
さまざまな物理的な原因が関わって表れると考えられています。
つまり、いくつになっても対策をとることで、
ほうれい線は最小限に抑えることができるのです。
ここでは、代表的な原因を4つご紹介します。
■頬の筋肉のたるみ
年齢とともに、頬の筋肉を支える側頭部と
口元の筋肉が衰えることで、頬の筋肉がたるんでくるのが1つの原因です。
これを防止するためには、普段意識しない顔の筋肉を
きたえるエクササイズが効果的。
私たちは普段、顔に多数ある筋肉の、
ほんの3割しか使っていないといわれます。
笑った時に、頬がぷるぷる震えるのは、筋肉が衰えている証拠。
口を大きく開けて発声練習をするなど、筋肉を刺激してあげましょう。
■お肌の乾燥
お肌にうるおいが足りないと、弾力がなくなり、
元の状態に戻ろうとする力が足りなくなってきます。
若いうちは、何かの跡がついてもすぐ元通りになっていたのが、
加齢とともになかなか消えなくなってくるのは、
まさに弾力が失われているからです。
保湿ケアは、ほうれい線防止にも非常に大切ですので、
しっかりとおこないましょう。
■紫外線
日焼けはシミの原因になるばかりではなく、
皮膚のコラーゲンなどを破壊することから、
お肌のたるみにもつながります。
さらに、乾燥も進行させますので、
ほうれい線の重要なファクターといえるでしょう。
外出時はかならずUVブロックをして、お肌を守ることが大切です。
■姿勢の悪さ
PCの前に座る仕事が増えたことから、
ほうれい線の目立つ年齢が
早まっているといわれています。
これはどういうことかというと、長時間同じ姿勢をとり続けることで
肩や首がこり、その結果顔がむくんで重さが増し、肌がたるむので
ほうれい線が目立つようになる、というプロセスなのです。
そのため、顔のむくみをとるツボ押しや、
リンパマッサージはほうれい線ケアに非常に有効といえます。
また、デスクワークをしている女性は、適度に休憩をはさみ、
首や肩をほぐす習慣をつけるようにしましょう。
どの原因がもっとも大きいかは、人によって異なります。
自分に当てはまるものがあれば、それに応じた対策をとりましょう。
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